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株式市場はFOMOの様相 2020118

 

今週は、グローバル経済にとっての最大の懸案であった米 中の貿易交渉の第一段階がやっと調印にこぎつけられたと いうことで、マーケットはそれをまずは歓迎し、世界の株 式は総じて上昇した。

米国、欧州は史上最高値をさらに更新した。

ただ、 FOMO(Fear of Missing Out, 乗り遅れたくない)の様相 で、買い急ぎの感がする。

ファンダメンタルな裏づけがなく、急上昇するのは好まし くない。

来週から、昨年第四四半期の決算が続々、出てくるだろう が、まだまだ良い内容にはならないだろう。

昨年は、決算が悪いにもかかわらず、VALUATION(株価収 益率)が拡大し、世界の株式資産は軒並み大きく上昇し(+20~30%)。ある意味、予想外であった。

今年の企業業績は回復すると見られているが、すぐにはそ れほど高い増益率になるとも思えない。 期待外れになった時は怖い。

ただ、明らかなことは

再々書いていることだが、投資をしてそれなりのリターンをあげるには株式しかないという投資環境であるということである。

今は、マーケットについていくことが賢明であろう

一方、米中問題、ブレグジット、中東情勢などの地政学リスクも 残っているので、なにが起きても驚かない心構えをしてお かないといけない。

先週も書いたが、5~10%の株価調整はいつおきてもおか しくない。その時は、用意しておいた現金ポジションで、バーゲンハンティングをすればいい。

テクノロジー株がリードする株式市場 2020年1月11日

年初から、地政学リスクなどの影響で、ボラティリティーの高いマーケットが続いているが、基本的には投資家のリスクオンは続いている。

世界的にも、昨年来の米国のマーケットに追随する形で、高値を維持している。

特徴的なのは、やはりテクノロジー株が強いということである。折しもCES(世界最大の民生技術の展示会)がラスベガスで開かれており、いろいろな新しいテクノロジーが企業から発表されていることも影響しているのだろう。

市場全体にリスクが感じられる時なので、業績が好調なテクノロジー株が逆に安全資産として注目されているという見方もある。

来週以降の四半期決算発表にも関心が移っていこう。

4次産業革命が株式市場のメインテーマであるという状況はまだまだ続きそうである。さらに株式資産が他の金融資産に比べて圧倒的に魅力があるというのも当面変わりそうもない。

先週書いたように個人投資家は長期計画に沿って株式にウェイトをおいたポートフォリオを継続することをお勧めする。

今年のマーケットは5~10%の調整場面は十分ありうるが、中長期的には株式資産のリターンが1番高いとみている。

また驚かされた年初のマーケット 202015

 

年の初めは、いつも驚かされることが多いが、今年もそうなった。

米国がイランの国民的英雄の将軍を暗殺した。

このニュースが伝わるや、世界の株価は急落した。

しかし、かねてから、投資家は2020のマーケットはどこかで調整するのではないかと防御的投資行動をとっていたので、さほど大きな反応ではないように思う。

このような地政学リスクへのマーケットの反応はそう長続きするものではない。長くても1ヶ月もすれば落ち着く。

個人投資家は静観していれば良い

それよりも、先週、お約束したように、2020年代10年間の長期的な投資計画を考えて、それに沿って、マーケット動向に動かされず、たまにリバランスする程度で、ポートフォリオを維持することの方が大事であろう。

私が今の時点で、今後10年の投資計画で考慮しようと思っていることは、

 

(1)大半の金融資産のリターンが あまり期待で

  きないので、株式資産のウェイトを高めに維持

  する。(プライベートエクイティーと新興国株

  を含める)

  一方、ポートフォリオ防御のため現金資産の

  ウェイトも高めに維持する 

(2)4次産業革命(デジタル革命)のさらなる進

  展を株式投資の中核とする。

 5G、ビッグデータ、AI、自動化、ヘルスケ

  アーなど)

(3)金融政策の限界と財政政策の拡大による影響

  特にインフレ再燃への投資行動を準備してお

  

(4)環境問題への世界的な取り組み強化に合わせ

  たサステナブル投資の拡充

来年初めがちょっと心配 20191229

 

クリスマス休暇で、取引量少ない中、世界株式、とりわけ米国株は予想以上に強い。(米国株主要3指数は連日、史上最高値更新)

来年初めがちょっと心配になってきた。

今年を振り返ると、株式の独歩高と言える、しかも米国株、中でも大手のテクノロジー株(ナスダック指数初めて9000ポイント超え、アップルは年初来80%超高、アマゾンは年末にかけ急上昇)がひきつづきリード役になった。

今年、グローバル株式時価総額は17兆ドル(1700兆円強)増えた。(70兆弱から85兆)

米国株の投資家は相当の金持ちになった。

出遅れの投資家が12月に入ってから、恐る恐るながらも買いを入れている印象である。

まさしくクリスマスラリーの様相。

そういう意味でちょっと年初が心配、かなりの利食いが出るのではないかとみられるからである。(キャピタルゲイン税は次の年)

近い将来についての予想は、足元の状況にひっぱられるきらいがある。今年に初めは、昨年末の大幅下落相場の中で、今年の世界株式に対してかなり慎重であったが、蓋を開けてみると、米中問題など多くの地政学リスクの中で、乱高下する場面もあったが、結局は20%以上(米国株は30%)上昇している。

消去法で株式しかリターンを稼げる資産がなかったとはいえ、大方の専門家の予想は外れた

来年の予想も、現状に引っ張れることを前提に、いろいろ読んでみると、ノーベル賞受賞者、ロバートシラー博士のトランプ熱の強気相場が来年も続くという見方から、かなりの確率で大きく調整せざるをえないなど強弱さまざまである。

個人投資家は短期の予想や市場変動を気にしても、あまり意味がない。

予想が当たるケースは少ないし、短期の市場変動に惑わされ、間違った投資行動をおこしかねない。

それよりも、この年末年初は、2020年代10年間の長期的トレンドを考察し、じっくり長期的な自分の投資計画を

作ったほうががよっぽど意味があるのではないか。

(個人的にも作成したいと考えています。一部紹介したいと思います)

慎重なリスクオン 20191222

米国株は、連日最高値更新だが、テンポは少しずつという印象。世界的にも、米国株にキャッチアップする国も増えている。特に、注目されているのは新興国株である。

昨年(2018年)まで、3年間、通貨も株価も停滞していただけに割安感がかなりある。

2020年は米中の貿易摩擦が緩和すると期待される中で、

もっとも注目される株式資産と目されている。

しかし、今マーケット関係者がもっとも気にしているのは、来年初めにかけて、キャッシュポジションを高めに維持してきた機関投資家や個人投資家が、FOMO(Fear of Missing Out 乗り遅れたくないという心理)から、買いを急ぎ始めることである。これによって、マーケットが急上昇(Melt Up)し、その反転リスクが大きくなることである。

今は、まだ、米中問題、ブレグジットなどの主要なグローバルリスクも完全に解消したわけでもないので、慎重なリスクオンという状態で、逆に安心して見ていられる。

今年は、企業収益の伸びがほとんどなく、そういう意味では株式資産のファンダメンタルが脆弱にもかかわらず、株式は他の資産との比較で、消去法的に買われてきた。

来年、世界景気が改善し、企業収益の伸びが回復してくればいいが、その前に、株式資産のMelt Upが起きたら怖い。

当面、投資家の行動を注意深く観察する必要があろう。

さすがに上値が重い米国株 20191215

 

年末になって、今年一年、グローバルマーケットの暗雲になっていた米中問題、ブレグジット、主要国の金融政策などの不透明感が一気に解消の方向に向かい始めた。

当然、投資家心理は改善したが、米国株に対しては、すでに史上最高値にあることから、急いで買い増す勢いにはなっていない。

世界の株価パフォーマンスを振り返ってみると、リーマンショック後の2010年以降、10年間で、米国株(S&P指数)は180%(3倍近い)上昇しているのに対して、米国株以外の株価全体では18%、新興国株価はたったの4%しか上昇していない。

もちろん、米国は世界のテクノロジー革新をリード、米ドルへの信頼、政治力を考慮すれば、頷ける結果だが、さすがに米国の株価が、ここまで他国と差がつくと、減速せざるを得ないのかなと思いたくなる。

足元での世界の有力各社(JP Morgan, Deutsche Bank,Russel Investment)の2020年の見通しでも、ほぼ一致して、株式優位に変化はないが、米国株から日本株、欧州株、新興国株へのシフトを勧めている。

しかし、長期的観点で、米国の人的革新力(若者の旺盛な企業家精神)を評価すると、第4次産業革命が実を結ぶ今後1020年も米国が最良の投資場所となろう。

若干のアロケーションの日本株、欧州株、新興国株へのシフトはいいが、やはり主要なウェイトは米国株(とりわけテクノロジー関連株、ヘルスケア関連株)に置くべきであろう

やはり株式資産しか買うものがない 2019127

 

米中問題進展の様子見だったマーケットが、週末の米雇用統計の予想を上回る数字で、米国の主要株価指数は今週の下げを吹き飛ばした。

やはり、株式資産しか買うものがないという印象を強くした。

しかし、投資家心理の好転も一時的な感じがする。

当面のマーケットを考えると、

米中問題の継続

金融政策の限界

財政出動の困難

グローバルな政治リスク

など大きなボラティリティーの可能性が極めて大きい。

やはり短期的には、十分な現金資産ポジションを備えておくべきでしょう。

中長期的には、第4次産業革命が本格化するここ数年は株式資産優位は続くと見ています。

また、長期的観点で市場価格をあまり気にしなくて済むプライベート市場商品にも投資すべき時期だと思います。

株式資産優位は2020年も 20191130

今週は世界の株式のリード役、米国市場が感謝祭休暇のためマーケットは比較的静かだった。

香港を巡る米中の新たな火種が暗雲をなげかけてはいるが、米株は史上最高値を更新し続け、日欧株も強い。

 

いよいよ、来週から12月に入るが、恒例の2020年の予想が出始めている。過去、あまり当たった試しが少ないので、あてにはしない方がいい。

 

私は、予測ということではなくて、今の段階でもはっきり言えることは、資産運用の期待利回りから考えると、株式資産が来年にかけても群を抜いて高いということではないだろうか。

4次産業革命がさらに実用化され、その周辺の銘柄にグローバルな投資資金が集ると考えている。

来年も株式中心のポートフォリオを維持したい。

株式を売っても、資金の置き場所がない。 20191125

 

米中問題、香港などの地政学リスクが燻り、企業収益などの経済ファンダメンタルでもそんなにいいニュースがない中で、グローバル株式は実にしっかりとした値動きである。

 

投資家は上値を追うわけではないが、あまり動揺していないようだ。少しでも株式を売って、リスク回避をはからないのは何故だろうか。

長年、グローバルに資産運用してきた私なりに考えると、株式資産を売っても、リスクとリターンのバランスから見て、資金の持っていき場所がないからではないか。

 

通常は株式から債券に資金を移すところだが、今、債券は利回りが極端に低い一方、値下がりリスク(金利上昇リスク)が高い。とても、代替資産になり得ない。

REITは株式同様すでに買われすぎの状況。

ヘッジのための金や現金資産もある程度は保有しているだろうから、さらに買い増せば、リターンは落ちる。

2020年にかけても、米中問題は片付かないだろうし、波乱が予想される米大統領選挙、景気後退懸念などで、短期的には波乱の展開も予想され、株式投資のリターンはそう高くは期待できないのを前提でも、株式資産のウェイトを下げるわけにはいかない。

地政学リスクの邪魔が少ないだけ 20191116

 

グローバルな地政学リスク(特に米中問題)の邪魔が極めて少ない。企業決算は概ね良好、世界的に消費動向順調などファンダメンタルデータが見直されている。

 

専門家のコメントもどちらかというと、短期的(すくなくとも年内)には楽観論が増えてきている。

(例えば、今度の景気後退は、リーマンショックの時のようなひどい状況にはならないだろう。したがって株価下落も浅いものとなろうというように)

 

特に、ボラティリティーが極めて低い(VIX指数が最近の最低水準)ことで投資家心理は完全にリスクオンに向いている。

多くにヘッジファンドが、乗り遅れまいと、貯め込んでいた現金ポジションを株式に移したと報じている。

 

株式でリターンを稼ぎ、REITで現金収入を稼ぐ。

 

リード役の米株式は、ずべての平均指数が史上最高値を更新し続けている。(米ダウ30種平均が週末、史上初めて28000ドルを超えた)

 

年初来リターン

 米ダウ平均  +20

 米SP              24

 米ナスダック +29

 日経ダウ   +18

 ドイツダックス+26

 新興国    +9.6

 

 米REIT           22

   REIT           21

   欧州REIT        22

   REIT           20

   アジアREIT   17

 

一方で、個人的には、異常に低いボラティリティーに不気味さも感じている。

急にボラティリティーが高まり、マーケットが急落することがよくあるからです。

しかし、上昇し続けるマーケットはないことも事実です。

反転の時期は誰にもわかりません。

常にマーケットに参加していることが重要です。

 

十分な現金性資産を持っていれば、冷静にもどる(マーケットは必ずもどるということは、歴史的に何度も証明されている)時期を待てるし、バーゲンハンティングのチャンスでもある。

何の心配も要りません。