Y&Yコンサルティングの情報提供ブログ

長引く景気後退に備えを 202045

 

世界株式はVIX(恐怖)指数が低下し、ボラティリティーも若干落ち着いて来た。

週間では前週に比べて、そう変わらない水準を維持している。(日本だけが下落している)

しかし、予想を超えるわるい経済指標が続々出始め、先が全く見えてこないコロナウイルス問題、さらには

クレジットマーケット(米抵当債券市場)の混乱が広がって来ている。

マーケットは先行き不透明をもっとも嫌う。

先週のマーケットの反騰は、一時的な戻りと捉えておいたほうが正解のようだ。

コロナウイルスによる今回の景気後退(さらには恐慌)は想定よりも長引くと覚悟しておいたほうがよさそうだ

安いからと言って、うかつにリスク資産を買いに出るのはやめてたほうがいい。

(個人的には、少し買ってしまったが)

評論家やマスコミに耳を傾けるのではなく、データ(中国のデータは信じないほうがいいが)

の推移をよく見て、判断すべきだ。

参考に、経済恐慌を経験した人のアドバイスを書いておきたい。

(1)リスク資産の評価損は塩漬けにして、手持ち現金で忍

  耐する。

(2)銀行は分散したほうが安心。

(3)あまり利己的になりすぎず、できる範囲で他人を助け

  る。

(4)未曾有の通貨増発後のインフレに備える。

(5)何んでも極端に安くなる。バーゲンハンティングも考

  える。

(6)動揺しているときは何もしないで、静観するほうが

  結果的にいい。

弱気相場の中間反騰では 2020329

今週は、株式が世界的に予想外に大きく戻した。

各国のなり振りかまわない財政、金融、社会的な対策を好感してのことだろう。

専門家の多くは、一応そこは打ったのではないか。一気には戻らないが、

下値を切り上げていくと予測している。

しかし、個人的には、コロナウィルスの深刻さの程度がわからない以上、

予断はしないほうがいいと思う。

金価格が再び、高騰を始め、特に1KGのような手軽なゴールドバーが品薄で

業者が困っているという状況に違和感を感じている。

リスク資産価格が元に戻るには、時間がかかるつもりで、

なるべく、外出はせず、節約に努め、先週、述べた4つのことを

粛々と実行することをお薦めする。

下落相場でやるべきこと 2020322

 

マーケットは多少だが、株式のボラティリティーが縮小してきた感がある。

債券や金まで売って、現金化が大分進んだようだ。

投資家は、マーケットがいつ底を打つのかが最大の関心時になりつつある。

しかし、原因となったコロナウイルス騒動は想定外の事態になりつつある。

世界的な経済活動の沈滞で景気後退は避けられそうにない。

過去何回かの景気後退による弱気市場の後、以前の高値に戻るのに大体2-5年かかっている。

平均すれば5年かかった。そのくらいの覚悟が必要になってきた。

そこで、この弱気市場の中でも出来ることをじっくりと

実行し、これからの長期の資産作りへの備えを構築することをお勧めしたい。

 

(1)これは以前から書いていたことだが、積み上げていた

   現金ポジションを使って、従来から投資したかった

   リスク資産に安値で投資する。

   タイミングが難しいと思う場合は、積み立て投資を

   積極化する方法で、高値からの下落率が大きく

   なるほど投資額を増やしていく「買い下がり積み立

   て」を行う。上昇しだしたら、やめるか通常の積み

   立てに戻す。

(2)含み損を実現損化し、来年以降の節税に使えるように

   する。同時に売却資金をより戦略的に、これからの

   時代に合った投資対象に安値で投資する。

(3)倒産リスクの高まりで、利回りが急速に上昇した

   低格付け債券ファンドに投資する

(4)投資ポートフォリオを安値で、換金せざるをえないえ

   ないことにならないように、現金準備を十分にす

   。投資ポートフォリオを担保に与信枠を設定して

   おくことも勧められる。(ただし、与信枠をつかっ

   ての借り入れには慎重さが必要である。)

投資家は今、いい経験をしてる 2020315

 

評論家の1人がいまの株式市場はバンジージャンプのようだと言っていたが、まさにその通りだ。

真っ逆さまに落ちる、元に戻らず、またさらに真っ逆さまに落ちる。傍観するしかない。株式の価値とは何かと思わせる展開である。

下落率は過去のクラッシュ時と変わらないか、むしろ小さいが、金額とスピードが過去のクラッシュ時に比べると大きいし、早い。それが、ちょっと以前よりもショックが大きいような印象を与えている。

今週末になって、各国の株式指数の下落率が軒並み20%を超え、2009年から10年強続いた強気相場から弱気相場に

移行したばかりである。

今週末、米国株は過去に例を見ない上昇を見せた。株式市場は底を打ったのか。そうであればいいが、コロナウイルスのことについてはまだ何もはっきりしたことはわかっていないようで、不確実要因に弱い株式市場が底を打ったとは思えない。

先週、こういう時にどう気持ちをコントロールするか若干述べたが、さらに付言したいと思う。

 

(1)まずは、投資家はいま、いい経験をしていると思うことである。今回のようなことは、この先の投資家人生でまた起きるはずである。この経験を活かせる。それを学べるチャンスと考えるべきであろう。

(2)自分の投資リスク(値下がりリスク)に対する耐性を知ることになり、感情のままに投資行動をし、理性的な判断が出来ないことがいかに大きな失敗につながるかよく理解することが重要である。(これは値上がりを続ける超強気相場の時も当てはまる)

(3)自分の感情に左右される投資を避けたければ、ドルコスト平均投資法が最適である。積立投資である。

(4)決してパニックになって売らず、売るなら翌年の税負担軽減のための損だし売り、そして従来、買いたかった資産を大きな値下がりを利し、3回ぐらいに分けて買うことである。

(私も、先週の大暴落時に2回目の買いを実行しました)

歴史に学んで、動揺しない 202038

 

今週も、先週にも増して、グローバル株式、とりわけ米国株式がローラーコースターのように大きな上げ下げを繰り返した。

結局は、先週末とそう変わらない水準で終わっている

世界の投資家のコロナウイルスに関するニュースに敏感に反応している心理がそのままマーケット動向に反映されているようである。

マーケットの関心はコロナウイルス一色になっている。

こんな時に、冷静にしているというのは無理があるだろう

(個人的にも、米国出張を取りやめた)

参考になるかもしれないアドバイスを2点、挙げておきたい。

(1)過去のパンデミックと言われた、MARS, SARS,

  さらにはずっと昔のスペイン風邪における致死率は世 

  界人口の3%であった。その時でさえ、株式市場は 

  10%くらいしか下がらなかった。

  今回のコロナウイルスの致死率はずっと低い(統計に

  嘘がないとすれば)   

  足下、グローバル株式はすでに高値から10%以上下げている

(2)こういう時にはどう気持ちをコントロールするか

  ⒈ なにが不安なのかよく考えてみる。

   (信用でもやっていない限り、具体的な不安は少

    ないのでは) 

  ⒉ ニュースの見出しをいちいちみない。

  ⒊ 大きな投資行動に動く前に24時間待つ

ついに米国も巻き込まれたSELL OFF 202031

 

グローバル資金が一斉に、米国国債に流れ込んでいる。このため、米国国債の金利が急低下し、1.1%台まで落ち込んだ。1か月で0.5%, 1週間で0.3%とまさしく、ラッシュである。

株式を売り、米国国債を買う。投資家がパニックというよりもシステム売買のような気がする。足元は、金やREITまで売られている。

人間は、とりわけ投資家は過剰反応しがちである。

悪いニュースにもよいニュースにも。

足元は、コロナウイルス感染がパンデミックに向かい、とんでないことになりそうだと悪いほう悪いほうに考え、極端いえばこの世も終わりのような反応である。しかし、一旦、ちょっとでも終息の兆候でも出れば、今度は、一斉にリスク資産を買い戻すことになろう。

著名な米投資家のウォーレンバフェット氏も、「こういうときは、売りも買いもするな、運よく安く買えれば、ラッキーだと思え」と言っている。

豊富な経験からくる言葉で、参考にすべきであろう。

短期的に急落したとはいえ、まだ高値から10%程度しか下がっていない。

投資家の心中は穏やかではないだろうが、ここは我慢のしどころである。かねてからアドバイスしてきたように、十分な現金資産があれば、じっとしていられる。

欲しかったリスク資産も買えるチャンスもある。

(ちなみに個人的には、少し買った。少し早かったかもしれないが、底値を買うのは難しいので、さらに下がったら、買い増すつもりである。)

パニックに陥らないように 2020222

 

週末、さすがの米国株も下げらしい下げを見せた。株式から安全資産と思われる金と米国債(米ドル)に資金が大量に流れた。

私は、この動きは、一時的だとみている。

足下は、新型コロナウイルスがまだ収束を見せる状況ではないので、実体経済へのマイナスが現実になりつつあり、殊更にリスクが意識されている。しかし、一旦収束の動きともなれば、即座に、リスクオンになると見ているからである。

現在の投資環境は、株式資産以外に十分な利回りをあげることができない。この状況は金利が上昇しない限り続くと見ている。私は、今のインフレ状況から見て、当分金利が上昇するとは思えない。

あのノーベル賞経済学者のシーゲル博士もこうした投資環境に鑑みて、最近、過去長きにわたって、推奨してきた黄金のポートフォリオアロケーション(株式60%:債券40%)を今後しばらくは株式75%:債券25%に変更したほうがよりよいパフォーマンスを得られるだろうと言い出しているという。

また、著名なプライベートバンクのストラテジストの多くも、株式資産は、少なくとも今後5~10年、変動は激しくても、それを耐えれば、いいパフォーマンスを上げられると推奨する。

また、米国株が大分高くなったので、グローバルに分散された株式ポートフォリオ(とりわけアジアの新興国株式)のほうが安心であるともいうが、リスク分散に重きを置く投資家にとってはそうだろう。

世界の株式をリードする米テクノロジー株 2020216

 

中国を除けば、世界の株式は、新型コロナウイルスの影響をほとんど受けていないように見える。

とりわけ、米国株は、世界のマネーが米ドルに集まっていることから、極めて強い。ダウ30種、SP500, ナスダックの各指数は、今週いずれも史上最高値を更新した。

テクノロジー株の多いナスダックは、年初来すでに8.5%も上昇しており、テクノロジーがリードする米国株式市場を如実に示している。

年初来上昇率(2020/2/14現在)

 米国

  ダウ平均:3

  S&P500:4.6%

  ナスダック+8.5%

 日経225:+0.1%

 ドイツダックス:+3.7%

 中国上海総合:-4.4%

 新興国指数:-1.2&

 グローバルREIT指数:+4.2%

 ゴールド:;+4.4%

世界の生産、消費活動はこの先さらに低迷するかもしれないが、世界の流動性はまだまだ十分であろう。それが、資産クラスの中でもっとも期待リターンの高い株式資産に流れているのはほぼ間違いなかろう。

新型コロナウイルスの感染拡大、致死率の増加についてはまだ予断をゆさない。また、今後の企業決算に多大な影響が出ないとも限らないので、油断はできない

先週も書いたが、10%くらいの調整はいつ起きてもおかしくはないので、十分な現金資産とか金の買い増しをお勧めしたい。

予想外に抵抗力ある株式市場 202029

 

今マニラにきております。飛行機の中もホテルもマスクだらけで、チェックがやたらきびしかった。

ゴルフ場もカジノの中も、キャディーもディーラーもプレイヤーもみんなマスクをしていて、少し滑稽だった。

新型肺炎が収束する兆候はまだ見えないが、株式市場は予想外に、反騰してしまった。バーゲンハンティングするほどの下げはなかった。

ちょっとバブルの感がしないでもない。

その典型が米電気自動車大手のテスラの株価である。

年初からの上昇は目を見張るものがある。(過去1年で5倍以上、年初来80%上昇)

弱い財務体質、魅力的な報道ニュース、高すぎる株価評価など典型的なバブルである。

ハイテク中心の米ナスダック指数は連日、史上最高値を更新した。

株式市場のみ、新型肺炎と戦っている印象である

投資家の警戒感はかなり高まっている感じはする。新型肺炎の拡がりはまだ予断をゆるさないが、中国以外はのファンダメンタル経済への影響は軽微である。

資産運用における株式優位の投資環境はまだまだ続くだろう。10%くらいの調整を覚悟さえしていれば、マーケットから離れるべきではない。中長期的には見逃すリターンのほうが大きいと思う。

バブルとしてもいつ終わるかわからない。専門家のコメントは投資家の注目を集めるためのものも多いということも忘れてはならない。

新型肺炎ショック広がるも、買いの好機も 202021

世界株式への新型肺炎の影響が拡散状況の深刻化にしたがって、大きくなりつつある。

人、物の流れが大きく制限されるようになり、世界経済の後退も心配されるようになっている。

アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの米大手ハイテク企業の決算が極めて好調で、それに支えられるように堅調だった米国をはじめとする先進国の株価も、さすがに先行きへの不安からおおきく下げはじめている。

新型肺炎の致死率は2003年のSARSよりも低く、SARSの時は、発症元の香港の株価でさえ、2か月で下げる前の水準に戻ったことを考えると、早晩収束してくるものと思われる。

予断は禁物だが、10%くらい下げたところから、従来から買いたいと思っていた銘柄を買い下がっていくことを考えている。

そうしないと買えないで反騰してしまうのではないかと思っている。

いまや、優良株とみなされてきた米大手ハイテク株と新型肺炎の影響大きい新興国株式の反発力は大きいのではないか。