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あのバフェット氏は正しいのか、間違っているのか 202075

マーケットは、先週の大幅な利食いで、当面は頭を抑えられると思ったが、予想に反し一気に取り戻した。

金融支援に支えられた、株式市場への新規参入者の買い意欲がいかに強いか感じさせられる。

アフターパンデミック経済を支える企業群の多い米ナスダック指数は史上最高値の10000ポイント台をさらに更新した。

最近、よく目にするのが「あの伝説的投資家のウォーレンバフェット氏は見誤っているのか」という問いである。

つまりはバリュー投資家には考えられない株価形成だということであろう。

バフェット氏はこれから本格的な景気後退が起こり、

株価の大幅修正がやってくるのをじっと待っているのかもしれない。

確かに、多くの投資家が大きなリスクを感じているはずである。しかし、これだけ金利の低い環境では株式投資をするしかないと思っているはずである。大きな下落を待っている余裕はないと思う。

テクノロジー、メディカルテック、サステナビリティーそして防衛関連の銘柄を長期的視点で投資していればリスクは小さいと思っているはずである。

いまから買うのが怖い人は、ドルコスト平均法で積み立て投資をすればいい。

ハイイールド債、REITも利回り狩り資金の投資先としては

魅力的だが、パンデミックの状況如何では倒産が増え、値崩れが起きる可能性が高い。よりよい利回りでの投資チャンスが来ると見ている。

バフェット氏が正しいのかは、のちになって分かることだ。我々は、今はどちらに転んでも、後悔しないように、短期的には現金資産を手厚く保有し、長期的には先ほど挙げた銘柄群に投資し続けることがいいのではないと思っている。

ちょっとブレーキがかかる時期 2020年6月28日

マーケット、特に米国株式市場には、投機的な動きが多く見られ、機関投資家中心に高値恐怖感が漂っている。

今週は、コロナ感染者が世界的にも、米国内でも急増し、行動規制を戻す米国州も出てきたこときっかけに、利食い選好となった。

ただ、そう大きく売り込まれているわけではない。

先週までは、私もかなり弱気であったが、よく分析してみると、10年以上前から現在も進行している超金融緩和の影響力を、あまり軽視しないほうがいいのではないかと思い出して来た。

短期的には、コロナ第2波、米大統領選挙という大きなリスク要因があるが、どちらにせよ今年中には目処がつくと思う。一方超金融緩和は来年以降も続けられる公算が強く、資本市場への力強い追い風として長く続くであろう。

従って、今年の11月ぐらいまでは、株式市場には逆風が吹くことが何回も起きるだろうが、その後は、世界的な超金融緩和継続による堅調相場が続くのではないかとの考えに修正しつつある

ただ、この超金融緩和の副作用(インフレ)がいずれ必ず出てくるであろうから、その時の混乱に備えて、パーマネントポートフォリオと言われる

株式:25%(iShares SP 500 index ETF)

長期国債:25(iShares 20+Treasury Bond ETF) 

ゴールド:25(SPDR Gold Shares ETF)

現金性資産:25(SPDR Bloomberg Barclays 1-3 Month T-Bill ETF)

というアロケーションに早めに変更し、安心できる状況にしておきたい気もする。

ニューノーマルなのか、おかしいのか 2020年6月21日

 

先週、マーケットが大きく崩れた。その余波は続いてはいるが、予想外に戻るのが早い。特に、コロナ後の経済社会を見据えた銘柄群や一部の投機株への資金流入は目を見張るものがある。米ナスダック指数は再び、10000ポイントを回復した。

その背景にあるのは、なんといっても、世界中で起きている政府の財政金融支援のための大量の資金供給である。

実体経済に資金がなかなか回りにくい環境下、資本市場に流入しているのであろう。

もう一つ、これも世界的現象であるが、株式市場への新規参入者がめざましく増えているということである。彼らが投機的な動きを加速している。

こうした流れは株式だけではなく、利回り追求(Yield Hunting)の一環として、高利回り債券やREITも買われている。

さらに、これは投資家心理をかなり好転させていると思うのが、直近になって、コロナウイルスについての理解が深まり、それほど怖いものではないということが認識され出して来たことである。

したがって、多少感染者数が増えても、以前のような全面的ロックダウンは必要ないのではないかとの見方が専門家の間で言われ出している。

しかし一方で、マーケットでは新規参入者を中心に、破産申請した会社を買いまくるとか、PER1000倍以上まで買うとか明らかに投機が横行している。

コロナ後のニューノーマルへの移行期とはいえ、何かがおかしい。バブルは弾けてみないと分からない。

怖いと思う場合はそれはもはや投資ではない、投機(ギャンブル)をしていることになる。

今は売れとは言わないが、ここからさらに上値は追うべきではないと思う。

米国国債や金などのヘッジ資産を増やして、危機管理をしっかりすべきであろう。

さらに、今のジャブジャブの財政金融政策の副作用が近い将来、必ず出てくる。とりわけ私が心配するのはコントロールが難しいインフレである。

政策転換せざるを得なくなったときのマーケットへの悲惨な影響である。

ババを引きたくなかった 2020613

 

今週、木曜日、米国市場が突然、いよいよ2番底への急落が始まったと思わせるようなパニック売りに見舞われた。NYダウが1862ドル安とちょっと手がつけられない下げだった。

多くの専門家が、これまでの株式市場の異常な上昇に違和感を感じて、警告を発していたが、実際にはマーケットについていくしかなかったと思う。

実は私もそうだ。短期的には、リスク管理は徹底(十分な現金保有)し、株式の比率は落としていない。

今回の急落は、米国株式(特にナスダック市場)が史上最高値を更新し、節目の10,000ポイントを超えて、新たな領域に入ったという一つの達成感から、ババ抜きゲームの“ババをひきたくない“という投資家心理の現れであると思う。

表向きは、米国でのコロナ第2波可能性やFRBの今後の経済への弱気の見方に投資家が反応したなどと理由づけしているが、ここらで一度利食っておきたいという投資家心理が一気に顕在化したということではないか。

投資家は浮かれないようにという警報を発していると受け止めるべきであろう。

当面は、実体経済が少しでも改善していくか確認するまでは、不安定な値動きは避けられないだろう。

コロナ感染の第2波といっても、対応に大分慣れて来てはいるので、先進国では死者が減るようにコントロールは可能であろう。

今はパニック売りも、パニック買いもするのは避けたい。

中長期的には、テクノロジー関連中心の株式資産以外に魅力的な投資対象はない。

マーケットは本当に先を見ているのか 202067

 

世界の株式市場をひっぱる米国株が、5月の雇用統計で全く予想をしていなかったサプライズ数字(予想のマイナスの減少から一転増加)が出たことで、一気にリスクオンとなり、全ての株価指数が2月に始まった急落前の水準をほぼ回復した。

これは歴史上の急落相場後の回復テンポの中で最短である。誰も予想していなかったことだろう。

欧州株、日本株、新興国株も順調に、急落分の7080を取り戻している。

借入が膨らんでいる低格付け企業中心の米高利回り債券ファンドにも大量の資金が流れ込み、利回り低下が起きている。

常識的には危うさを感じる。

 

マーケットはコロナ禍、米の民衆暴動の多発などは無視しており、資本市場と経済社会がこれほど乖離したことはかつてなかったと言わしめるほどである。

これはかつてなかったほどの世界的な金融、財政出動のもたらす巨額な流動性余剰のもたらす結果としか言いようがない。

 

株式市場は先を見て動くとよく言われるが、強気でいいのかもしれないと思わせるある専門家の分析を紹介しておく。

『目を中長期に転じれば、今、時代はこれから50年は続く新たなテクノロジー革命(Age of connected intelligence)の真っ只中にいる。こういう時は多少の経済変動は乗り越えて成長する。過去150年にわたって、いろいろなテクノロジー革命が起きており、成長を加速して来た』

 

短期的には、きちんとリスク管理に心がけ、長期的にはテクノロジー株、ヘルスケアー株にウェイトをおいた投資を維持するという私のスタンスに合っている。

マーケットはあまのじゃく 2020531

 

米国のテクノロジー、医療株が今年2月につけた史上最高値にほぼ回復した。今週は、日本株も緊急事態宣言が解除されたことが好感(?)され、一気に出遅れを取り戻した。(大型株中心に先週末比+7.3%, この1ヶ月+11%)

世界的にもMSCI ALL-Country World Index(世界株指数)も3月の最安値から33%も戻している。

ただ、米シティーバンクによると、ここまでの世界株式の反騰は主に、空売りの手仕舞いによるところが寄与しているのではないかと分析しているのが気になる

株式市場は経済とは違う動きをしている。膨大な過剰流動性の中、富の移転の場と化しているのではないか。いずれ、修正の時が来ることを警戒している

ただ、「マーケットはあまのじゃく」なので、皆が思っていることの逆がよく起こるということもまた事実である。

中長期的には、資産運用の対象として、魅力的なのは株式しかないとは思うが,今はリスク管理が怠れない

シートベルトをしっかり絞めておきたい。

長期的にはテクノロジー、医療株、短期的にはリスク管理 2020524

先進国の株式は、今週もまあまあ順調に戻り歩調を続けた。日本は出遅れているが、しっかりしている。

日本全体が緊急事態宣言が解除されれば、追随するであろう。

特筆されるのは、テクノロジー株式への資金流入である。

米ナスダック指数(テクノロジー株が多い)は史上高値まで5.5%のところまで回復した。

米国では、株式投資に参入する若者が急増し、テクノロジー株を買い漁っていると言われている。

2000年のインターネットバブルを彷彿させ、危うい気もするが、今回は実体がついて来ているので、一概には言えないような気がする。

一方、プロの投資家は、どちらかというと、経験則から2番底の到来をじっと待っているように思われる。

なかなかやって来ないのでそろそろ焦り出しているところではないか。

考えてみれば、先進国政府の財政、金融政策はかつてないほど市場に膨大な資金を投入し続けているし、第1波のコロナ感染はピークを超え、第2波があっても、コントロールはより可能で早いだろうと推察できる。

ただ、実体経済の回復にはどう見ても長くかかることは容易に予測できる。

まだまだ、マーケットが一番嫌う不透明感は拭えない。

「状況を冷静に分析する一方、リスク管理を徹底する」

という姿勢で臨みたい。

具体的には、

1)長期的観点で、テクノロジー、医療関連にウェイトを  

   おいた株式ポジションをある程度キープし

2)現金収入を確保すべく、REITや米ドル高利回り債券

   ファンドを保有する。

戻り歩調が続いている 2020516

今週は、週初こそ、楽観すぎるとして、2日間急落したが、

その後は、週末にかけ、テクノロジー株やヘルスケア、バイオテック株中心に戻り歩調を取り戻している。

高利回り債券の価格もしっかりしている。

(FRBが高利回り債券ファンドの買い入れも開始した)

失業者数、倒産件数の急増、消費の落ち込みなど経済指標はガタガタ、さらに悪化の様相を示している。

コロナ感染も一向に収まるどころか、後進国ではものすごい勢いで感染者が増え、先進国では第2波の動きも見せている。

そうした中で、株式市場のこの強さに、私を含めて、大部分の投資家、専門家が、戸惑っている。

共通した見方としては、今回の先進国各国の大量の資金供給がマーケットに大部分が還流していると見られるという。

こうした対策が続く限りは、この戻りはしばらく続くとみた方がいいだろう。

実体経済とマーケットが解離しているのも不思議ではない。マーケットの動きにはついて行った方がよかろう。

1929年に始まった世界大恐慌の時の景気後退の状況が似ているという分析がある。

失業の急速な深刻化、政府、企業の膨大な債務、大量の資金供給など今回と似ているという。

資金供給はいつまでも続くわけではない。

それが尽きれば、マーケットは支えがなくなるわけだ。

大恐慌時の時のように大きな2番底もありうるという分析である。

そしてその後、深刻なインフレもやってくる。

楽観は禁物である。

 

 

 

乗り遅れの心配もわかるが 2020510

5月に入り、我が国が連休で休みが多かったが、欧米株式、債券市場ともに総じて堅調を維持した。

日経ダウも週末、2万円の大台を回復した。

世界的にコロナパンデミックはピークを超えた感もあり、経済活動再開の動きを見せている。

2番底はもうないかもしれないという専門家の見方が俄かに増えてきた。

株式は先を見据え、上昇に転じたと説明できないではないが、戻りが早すぎる。

個人的には、ウォーレンバフェット氏と同様、マーケットは完全に底を打ったとは俄かに信じにくい。

大部分の個人投資家は、今回の急激な戻りについて行けていないのではないか。

買いのチャンスが戻って来れば、ラッキーというくらいの気持ちで、FOMO(乗り遅れの心配)から高値を追うのではなく、ここはじっくり情勢を見極めたい。

REITは買いの好機

先進国のREITは、一時、株式よりも大きく下げた。(東証REIT指数は高値から49%下げた)

ここに来て、戻ってはいるが、その後横這いである。

分配金利回りは野村東証REIT指数連動不動産投信でも

4.07%と高い。

今後の円資金のイールドハンティング(利回り狩り)の絶好の投資対象になるだろう。

分配金が若干下がることはあろうが、高確定収入という下値抵抗力もある。

NEXT FUNDS REIT INDEX ETF(1343:JP)分配金利回り:4.07%

Vangard REAl Estate Index ETF (VNQ:US).                  4.17%

iShares Global REIT ETF (REET:US)                   5.19%

2番底へ備えよう 202053

4月の世界株式は大きく反発した。とりわけ、米国株(S&

指数)は12.7%上昇し、1987年来の大幅な上昇となった。すでに高値からの下落分の半分を取り戻した。

一方で、失業保険申請数の急増、惨めな決算発表が続いている。第二四半期(4-6月)のGNPは前期比とてつもない

マイナスも予想されている。(マイナス30-40%)

明らかに出来過ぎの感がする。

週末(5月1日)の大幅下げはマーケットがそれを意識し始めたのではないかと思わせる。

(ここ数回の当ブログで警告して来た)

当面、シートベルトを締め直すと同時に、急な戻りで、買い損なった中長期投資案件をよくウォッチすることをお勧めしたい。

米国の調査だが、9回の景気後退期の下落相場(平均35%下げ)、全てが遅くとも3年で元に戻っているという事実も留意する必要がある。

先週、米国で有名なMoneyShow Webinarに参加した

今回はその内容を要約してみたい。

(1)今回のコロナ不況は中小企業中心に極めて厳しい。失

   業が致命的影響を及ぼすだろう。        

   経済の混乱はこれから、回復は来年以降にならざる

   を得ない。 

(2)個人所得税の大幅減税が必要になろう。

(3)インフレは起こるとしても大分、先になろう。

(4)コロナ後の投資については

   医療

   テクノロジー

   バイオテクノロジー

   住宅関連の不動産

   インフラ関連

   ホスピタリティー業

   ゴールド

   米ドル

(5)中国に対する風当たりはかなり強まる