グローバルマーケットウォッチ 2019年3月17日

警戒的ながら、再びリスクオンに 2019年3月17日

今週末にかけて、一ヶ月半以上足踏み状態だったリスク資産がブレグジット懸念と米中貿易交渉という2大リスクが緩和されたことを好感して、リスクオンにスイッチが入ったようだ。

世界景気の後退というまだ漠然としているリスクを除けば、ブレグジットと米中貿易交渉以外には大きなマーケットリスク(米ボーイング社の最新鋭旅客機墜落事故の波紋が大きくなっているが、マーケット全体では限定的)が見当たらないので、投資家心理が好転したのだろう。

とりわけ、長期的な収益期待の世界のテクノロジー関連株、と短期的な確定収入期待の世界のREITへの資金流入が膨らんだ。

足元の資産クラスの中では、株式とREITの収益性が他の資産に比べて優れているので、リスクオンとなればその二つの資産が買われるのは当然のことである。

とは言え、前掲の2大リスクもどんなちゃぶ台返しがあるかわからない以上、過度の楽観は禁物であるのは言うまでもない。

[マーケットクラッシュに備えて: TIPS 4] 
ゴールド資産をポートフォリオの最低10%保有

ゴールド(金)は人類史上6000年以上、安全な信頼できる、あの輝きに魅せられる資産として、認められてきた。

特に、マーケットがクラッシュしたときには、大きなポートフォリオヘッジ機能を果たしてきた。

リーマンショックの2009年には、1オンス=900ドル前後だった価格が2011年まで上昇し続け、2倍以上の1,900ドルまで上がった。

 しかし、十分なポートフォリオヘッジ機能を果たさせるには、比率が最低でも10%以上必要である。少しずつでも、安い時に溜め込んでおくことが重要である。

長らく1,200ドル近辺で前後していたものが、足元で1,300ドル台に切り上げてきている。何か今の投資家心理を写しているような気がする。