グローバルマーケットウォッチ 2019年3月31日

株式、REITに集まるイールドハンティング資金 2019331

波乱含みの2019年第一四半期ではあったが、魔の2018年第4四半期からなんとか立ち直り、世界のリスク資産は総じてプラスで終わることができた。

マーケットを恐れて、売り逃げてしまった投資家は、大きなリターンを取り逃がしてしまったことになる。

米国株(S&P500指数)は、12%上昇し、リーマンショックからの立ち直り直後の2009年第3四半期以来の上昇幅となった。(昨年9月末の史上最高値へあと4%程度までもどしたことになる)

米ハイテク中心のナスダックは16%、新興国株は10%(中国株は24%)、ドイツ株は9%、日本株は6%。

また、もうひとつ注目されたリスク資産は世界のREITである。

米国REIT 16%、欧州REIT 13%、アジアREIT 12%、日本REIT 9%と軒並み高い値上がりとなった。

これは、信用力のある投資対象の中で世界で最も金利が高い米国国債(10年もの)でも2.4%にまで金利低下する中、イールドハンティング(利回り狩り)資金が消去法的に株式とREITの2つのリスク資産に投資せざるを得ないという投資環境のためである。

2%程度のインフレにもならず、世界景気が減速気味になり、むしろさらなる金融緩和も必要ではないかと思われ出している足元では、こうした投資環境がつづくと見ておかざる得なくなってきた。(従来、予想されていた世界的金融緩和からの出口論は修正を余儀なくされそうである。)

つまり、景気後退懸念や米中問題、ブレグジット不安などはあっても、世界の膨大な運用資産は、株式とREITに投資せざるを得ないということを念頭におくべきである。

(現在の全世界の株式と債券の流通残高は、175兆ドル<約1京2000兆円>と1990年当時(23兆ドル)の8倍、世界のGNP合計の2倍の規模:米バンク・オブ・アメリカ調べ)

マーケットクラッシュに備えて:復習(詳細は過去5週分参照)

【TIPS 1】: 絶えず十分なキャッシュフロー
を保有すること

                    

[TIPS 2]:ポートフォリオの評価損益を頻
繁にチェックしない

                      

TIPS 3】: ドルコスト平均投資法

  [TIPS 4] :ゴールド資産をポートフォリ
                      オの最低10%保有    


【TIPS 5】:この先5年程度の中長期視点で
                     のポートフォリオ維持を考える