グローバルマーケットウォッチ 2019年5月18日

ヒートアップする米中貿易戦争に怯えるマーケット 2019518

先週も指摘したように、投資家は引き続き冷静である。

マーケットの状況を一言で言えば、

「企業収益を含めて、経済のファンダメンタルが堅調であることとますます激化する米中貿易戦争の綱引き状態である」

しかし、株式市場から一部、資金回収しても、それなりの利回りを期待できる投資対象が限られる。

すでに、超低利回り環境下、低格付け高利回り債券、レバレージ高金利ローン、非上場ユニコーン投資などが危うさ(バブル)を感じる程のイールドハンティング(利回り狩り)で、残高が膨らんでいる。

我が国の機関投資家も運用難から、こういった高利回り商品に手を出していると聞く。

こういった商品は、一旦バブルがはじけると、一瞬にして換金性がなくなり、どうしようもなくなる。

やはり、懐が深く、利回りが期待できるのは上場株式市場である。

とはいえ、現状ではヒートアップする米中の綱引きがどう発展するかわからず、リスクは完全には織り込んでいない。全体としては待機の投資姿勢はやむおえないところであろう。

マーケットの流れをつぶさにみていると、注目すべきは米中貿易紛争と関連の薄い銘柄とREITに投資資金が流入しているのがわかる。

バブルはかならずはじける。いつかはわからないが、その時はマーケット全体が縮小する。

しかし、そう遠くないうちに、マーケットは回復をはじめる。それは歴史が証明している。今回は違うということはない。人間が作り出すものだからである。

個人投資家は、ポートフォリオに、十分な流動資産と確定利付資産を持っていれば、荒波のマーケットを安心して乗り切れることも歴史が証明している。