グローバルマーケットウォッチ 2019年6月29日

当面の山は超えたが、突然のボラティリティーには要警戒 2019629

この二週間は、G20における米中首脳会談の結果待ちと世界的なさらなる金融緩和機運の綱引き相場の感があった。

とはいえ、米国株式(S&P500)は結果を見れば、6月+3%、第二四半期+6%、年前半+17%と極めて堅調だったと言える。

米中首脳会談が予想通りの結論先送りに終わっても、来週は7月入りとなるので第二四半期企業決算発表が始まる、今のところ予想はそう悪くないが、すぐに米国の独立記念日休暇を控えているので当面の薄商いはやむをえないだろう。

グローバルに不透明要因が多く、重くのしかかっているので、急なボラティリティーは覚悟しておく必要がある。金価格の上昇気運が続いているのはその辺の投資家心理を反映してのことだろう

とりわけ、投資家は記録的水準に達している公的、私的債務残高を警戒している。特に。信用力の低い企業の記録的債券発行残高は突然、流動性危機を招くのではないか考えている。

読みにくいが、米中首脳会談が決定的に決裂でもすれば、考えられないわけではない。その折は、主要国は一斉に、金利引き下げなどの金融緩和や財政出動に踏み切って、対処するだろうが、すぐに効くかどうかは未知数である。

世界経済が急速に後退するようなことがなければ、世界的な債務膨張問題も突然、噴出することはないだろうから、資産運用の観点から考えれば、いまの株式(特に米株式)、REIT選好は続くとみていいだろう。