グローバルマーケットウォッチ 2019年7月20日

高値警戒で方向感のないマーケット  2019年7月20日

いま、香港に出張中であるが、旅行者に溢れ、先日までデモで街中が混乱していたニュースとは大違いである。

海外のニュースは悪いものはやや大げさに報道されるが、その通りのような気がした。

さて今週のマーケットは、月末の米FRBの利下げ決定があるかないかを確認するまでの限定的な動きに終始している。

週初に米株式が史上最高値を更新した後なので、高値警戒感があるだけでなく、利下げだけでさらなる高値を期待できるか疑問視する投資家も多い。

第二四半期の企業決算もでてきているが、強弱まちまちで株価全体を押し上げるにはまだ十分ではない。

リスクはらむ膨れ上がる債券市場

株式に関しては、どちらかというと楽観的な見方

が多いが、異常な低利回りになっている債券市場を心配する投資家増えている。

直近の統計によると、2019年に入って、すでに4,550億ドル( 約50兆円)もの資金が米債券市場に流れ込んだ。これは過去10年合計の1兆7000億ドルと比較して、とてつもない巨大な金額が流れ込んだことになる。

世界の債券市場はブラックホールのようなものが形成されつつあるとブルンバーグは表現している。つまり、とてつもなく大きなリスクをはらんでいるということである。

景気後退ともなれば、債券市場のほうが先に崩れ、株式市場にも当然、影響が来るということである。

最近の神経質なマーケットを見ていると、この債券市場のリスクを感じているからではなかろうか。ポートフォリオの流動性を高めておくことをお勧めする。