グローバルマーケットウォッチ 2019年8月24日

プロの動きは静観、冷静に 2019824

 

マーケットは、今週末の世界の中央銀行総裁が集まったジャクソンホールでの米FRBパウエル議長の演説待ちで、ほとんど動きのなかったが、週末に、突然の中国とトランプ米大統領の貿易紛争の報復合戦で、米株は一気に急落、世界株式も追随し、債券、金(ゴールド)にお金が逃げた。

 

ちょっと反応しすぎの感がある。いわゆるアルゴリズムによるコンピューター取引の売りが下げを増幅させたと推測できる。全て、プロ投資家の出る幕である。

 

何も変わっていないのに、マーケットがこんなにもマイナスに反応するのは、基本的には投資家心理が弱気だからだと思うが、マーケットがユーフォリア(有頂天)になっては

おらず、個人投資家は兼ねてから現金性ポジションを高めて

いることは逆に安心感がある。

 

個人投資家は、あくまでも中長期的な経済のファンダメンタル、すなわち、デジタル革命、長寿社会の健康維持などのトレンドに思いを馳せ、今のようなプロ投資家に引っ掻き回されているマーケットからは距離を置くべきであろう。

足元では最も魅力的な資産は株式である。日本の株式でも平均配当利回りは2.6%ある。少々株価が下がっても、保有し続けていれば、現金収入が入ってくる。預金、債券よりはずっといい。マーケットはそこを評価するはずである。

 

先週も書いたが、私は、景気後退の影響が如実に出てくる高利回り債券市場の動向の方が注意すべきだと思っている。異常な債券市場に個人投資家は手を出すべきではない。プロは買わざるを得ないのである。