グローバルマーケットウォッチ 2016年10月15日

慎重ながらもリスクオン姿勢つづく  2016年10月15日

世界のリスク資産は、株式もREIT(不動産投信)も、また債券さえも7月からトレンドしては価格低下基調が続いている。

とはいえ、変動が激しいわけではなく、取引量も少ない。

根底に高値警戒感があるのだろう。

ネットバブルやリーマンショックのような大きなクラッシュを予想向きは少ない。

過去の大きなリスク資産のクラッシュを、投資家の群集心理という観点から分析した調査によると、

古くは、オランダのチュリップバブル、1929年の大恐慌、2000年ネットバブル、そしてリーマンショックにおいてはバブル崩壊の直前は群衆心理が見られた。しかし、現在は、それは見られていないという。

確かに、現在の投資家心理は、過去のバブル崩壊とりわけリーマンショックにおける痛手への反省からか極めて慎重になっていると言えよう。

また、同調査は現在の強気市場は、7年もつづいているが、陶酔状態になっていない。期間の問題ではなく、今しばらくはつづくのではないかと結論付けている。

マーケットアナリストの多くは、現在の静かなマーケットは、年末の上昇相場に向けての良いお湿りであるとコメントしている。

しかし、注意すべきは、8年続いてきた主要国中央銀行の積極的な金融の量的緩和が終わりに近づいているということである。

米国はすでに、やめているし、日本も欧州も次第に脱却する方向にある。様子を見ながら、少しずつやめる方向である。

したがって、低金利がすぐに変わるわけでもないだろうが、この影響は、読めない。しかし、何かが変わるはずである。

長めの債券には特に注意が必要であろう。

先週、お勧めした3つのことを思い出してください。