グローバルマーケットウォッチ 2017年1月28日

今年は、広い意味でのリスク管理が大切 2017年1月28日

米国の株式は大きな節目のダウ20000ドルを超え、日経ダウも20000円に近づいています。

トランプ政治の発足で、マーケットで一番嫌な不透明感が高まる中で、最もリスクの高い株式市場がグローバルにこんなに強いのは、なぜか、不可解に思いながらも、投資家はついていってるようだ。
マーケットアナリストは、
(1)トランプ氏は行動の人、公約実行を評価している
(2)世界経済が低成長から脱するという長期的視点に目を向けている。
(3)トランプ氏の政策期待と共に、企業の技術変革や新陳代謝への期待が米株へマネーを引き寄せている。
などと分析している。

トランプ政治を始めとする世界の政治リスクの高まりは否めないが、現在のマーケットは、未だはっきりしない政治リスクよりも、現実の企業収益などファンダメンタルの改善に目を向けているようだ。
さらに、「何かが大きく変わりそうだ」ということを前向きにとらえている。

しかし今のマーケットはリスクオン、リスクオフの両方向に大きく動く予想外のサプライズに備える必要がある。
不確実な短期的予測に基づいて、投資行動を起こすのは、リスクが大きいということである。

広い意味でのリスク管理が必要であろう。

昨年末に、当ブログで、リスク管理の一環として、『2016年の教訓から、来年やってはいけないと思うこと』として、

(1)予想に基づいて、投資タイミングを考えてはいけない。
  ー 幅広い国際分散ポートフォリオで、常にマーケットに参加している。
(2)現金不足の状態を作ってはいけない。
   ー リスクオフをチャンスにできる(安いものを買える)余裕を持つ。
   ー リスクオフに耐えられる余裕を持つ。
(3)低利回り環境下、手数料を度外視してはいけない。
挙げておきましたが、これらに加えて、
(4)大きな為替変動に備えて、ヘッジしておくか、為替分散に心がける。
   ー政治リスクは為替の大きな変動をもたらす。
(5)ポートフォリオヘッジ機能を高めるために、金のウェイトを高めておく。
(6)中長期展望で、近未来の本格的デジタル革命を先取りし、積極投資を行う。
を付け加えておきたい。