個人投資家が教訓とすべきアドバイス  2017年8月29日

今週のアドバイスー株式は今の金利水準では、まだ高すぎない。 2017年8月29日

世界の株式市場はこのところ、ほとんど凪の状態だった。投資家は先週末の米国ジャクソンホールで、米欧の中央銀行首脳が今後の金融政策に関して何らかの演説をするのではないかと注目し、それを確認するまでは動けなかった。
しかし、今後の金融政策に関して何ら触れられなかったため、投資家は市場の方向感をつかめず、迷っている。
高値警戒感があるので、投資家はある程度の下落を待っていると言って過言ではない。

しかし、米国の場合、1920年以降、30%以上の下落率となったクラッシュと言える下落は過去6回あったが、いずれもクラッシュ時の買い出動することの難しさを経験済みである。
大幅下落時には、安値で売って、待ってしまい、結局は買いのタイミングを逃してしまいがちである。何もしない方がいい。

現在の株式水準は過去のバリュエーションからして、かなり高すぎると言われ続けているが、問題は今の金利水準が歴史的な低水準であるということを考慮する必要がある。
金利水準が株式水準にとって重要である。従って、今の株価水準は
決して高くはないという分析があるのを軽視すべきではない。
株式の代替投資手段である債券に比べて、まだまだ妙味がある。

実際に、比較的長期でみると、過去の10年間、20年間、30年間を分析すると、どの10年間をとってみても、82%が株式のリターンが債券のそれを上回っていた、20年間では96%、30年間では100
%の確率で株式リターンが債券リターンを上回っていた。

以上の議論から、今後も短期的な市場変動に惑わされず、株式重視の
ポジションを維持することが賢明であると言える。
現在のような金利が歴史的低水準であれば、竿皿である。