個人投資家が教訓とすべきアドバイス 2017年9月30日

今週のアドバイスー予想できない短期的マーケット  2017年9月30日

今週のはじめは米国の金利上昇懸念から、世界の株式はかなり神経質な動きとなっていた。特に、マーケットをリードしてきた米国のテクノロジー株の利食い売りが先行した。
それがいい押し目になっていたのか、米トランプ政権の大幅な減税政策が発表されるや、一転、強気相場が戻ってきた。もちろん、米テクノロジー株が市場のリード役となっている。

マーケットアナリストも強気に転ずる人が増え、「世界株式は少なくとも、2019年までは上昇トレンドが続く。」とかなり楽観的な見方が支配的となった。現金というか、マーケットは人間心理のるつぼという印象である。

たしかに、低金利、低インフレ、順調な主要国経済、新興国経済、ハイレベルの現金ポジションなど心配なことは少ないが、短期的なマーケットは何が起こるかわからない。

次のようなリスク資産投資の基本を再確認する必要を感じる。

①短期の予想はしない。短期的なマーケット予想を当てる人は少ない。

②投機的な取引はしない。今日この頃の我が国の盛んな新規上場株の初値の高さと 赤字続きでも上場するという投機的な動きに恐ろしさを感じる。

③積立、ドルコスト平均法などのシステマチックな投資手法に徹する。人間心理に動かされないようにする。

④幅広い分散投資ポートフォリオを維持する。投資リターンの90%は分散投資ポートフォリオで説明がつくという実績がある。

⑤大きな下げ相場へのプランを考えておく。大きな下げ相場はストレスが大きく、動けないものである。