個人投資家の国際分散投資に役立つアドバイス  2017年11月4日

今週のアドバイスー今週はアップルと日本株  2017年11月4日

この2週間の世界の株式は米市場を筆頭に2000年のドットコムバブルを彷彿させるハイテク株、とりわけ消費者向けハイテクサービス株の熱狂的人気であった。
その最後を飾ったのが昨日のアップルの予想を上回る好決算とアイフォンX(テン)の世界一斉の熱狂的売り出しに伴う株価上昇であった。

米市場のハイテク株への熱狂によるバブル崩壊を心配する向きもあるが、収益の裏付けがあると同時に個人投資家がポートフォリオの中で、極端に株式投資比率を引き上げているわけではなく、慎重であるということで、一時的な利食い売りはあるとしても、当面の上昇基調が続くと見ておくべきであろう。

世界株式のもう一つの人気は、日本株である。
先進国で一番、出遅れていたこと、総選挙で安倍政権が大勝したこと、さらには日銀の金融緩和がしばらくは続きそうだということで、一気に出遅れを解消した。
それでも、我が国の長年の課題である「貯蓄から投資へ」が一気に進んでいるわけではない。今の日本株の上昇は、海外での日本株への注目がきっかけで海外投資家が一気に日本株比率を引き上げたからである。
先日、数名の友人たちと会食した時、話題が最近の日本株の上昇となり、遅ればせながら、日本株への関心が高まっている印象を持ったが、今からでは遅いのではないかという慎重姿勢がなお強いような気がした。

先週も書いたが、現在、株式資産に替わる妙味のある投資手段がない以上、たとえエアーポケット的急落はあってもそのまま中長期の弱気相場には突入するとは考えられない。
ポートフォリオにおける株式の目標比率は維持し続けるようお勧めする。市場がパニックになっても素人は持株を売らない方が結果的に成功しているということは歴史が証明している。