個人の国際分散投資に役立つアドバイス 2017年12月2日

今週のアドバイス
株式投資をして、20年間寝ていられたら、どんなに幸せだろう 2017年12月2日

今の世界経済の成長は実物投資以上に、テクノロジーの進展を加速する株式市場の拡大に大きく、左右されるようになっているように思う。
金融市場の混乱が引き起こした壊滅的なリーマンショックを経験しただけに、今の拡大が続く株式市場の混乱=世界経済の混乱として恐れるのは当然のことである。

世界の株式投資家は日々、いろいろな短期的なリスクを話題にし、心を悩ましている。いちいちそれらを気にしていたのでは、神経が持たないはずである。
我々はより中長期的な視点で、マーケットを見る目を養いたいものである。

その意味で、この一両日、注目した記事を3つ挙げておきたい。
(1)昨日の日経新聞に次のような記事が載っていた。
「世界の運用資産は2025年には1京6000兆円強と、現在の世界の国内総生産の約2倍に達する見通しだ。投融資の資金を用立てる銀行や証券の役割は薄れ、余資を運用する資産運用業の重要度が増すという構造変化を促す。」

これらの資金が主にどこに向かうかといえば、株式市場に向かわざるをえないのではないか。

(2)さらに、今朝の日経新聞の大樹小機に
「注目すべきは多くの国民が株式投資の本質を理解していないことだ。国民が耳にする株式投資情報は、証券会社などの業界が発信源であることが多い。どうしても、ビジネスの立場を払拭することは難しい。書店を見回しても、「株で大もうけをした」的なノウハウ本がやたらに目に入るだけだ。
株式投資の本質は、投資期間の長さを武器にリスクに耐えて高収益を追求することにある。相場ゲーム感覚の株式投資から長期の資産形成を目指す株式投資へ、国民の意識改革が肝心である。」

まさにその通りであるが、人間の心理との戦いでもある。

(3)その意味で
欧米のマーケット関係者のコメントにあった「株式投資をして、20年間眠りに入り、起きた時には大きな資産とともに幸せが待っていよう」という格言は当を得ている。

いずれも、別々な記事であるが、どこか繋がりがある。