グローバルマーケットウォッチ 2018年7月10日

マーケット取り巻くニュースに惑わされるな 2018年7月10日

いよいよ、米中の貿易戦争が火蓋を切った。
しかし、それを無視するかのように米テクノロジー株への買いが集まり、米ナスダック指数が再び史上最高値を取り戻しつつある。また世界的にREITも強い。

投資家は不思議に思っているのではなかろうか。
私が、前回、前々回のブログでお勧めしたしたように、投資家はこれらのセクターに逃避的に資金を傾けているようである。

今回の貿易戦争が最悪期にはまだ達してはいないだろうが、歴史的に大きな地政学リスクが勃発したら、その1ヶ月以内に株価が最安値をつけ、その後着実に回復するという結果が1900年から2014年の統計から明らかになっている。

また、今回の世界的株式上昇相場はリーマンショックの底値から3400日続いており、第二次大戦後平均の1821日をはるかに超え、1987年から2000年の最も長い上昇相場、4494日に次ぐ2番目に長くなっている。人間の身体と同じように株式市場も年をとると、ショックやウイルスへの抵抗力はなくなるとマスコミは警戒心を煽っている。

投資家は、地政学上のニュースやマスコミの根拠の薄い論評のあまりとらわれることなく、あくまでも企業決算やインフレなどのファンダメンタルの状況を注視し、冷静にマーケットを見て、むやみに売買はするべきではなかろう。