グローバルマーケットウォッチ 2018年8月11日

マーケットを取り巻く雑音に惑わされるな 2018年8月11日

今週末になって、急に降ってわいたように、トルコの金融危機懸念ともなうトルコリラの急落、それにつられたユーロ安、欧州株安で一転、リスクオフの様相になっている。
いわゆる、地政学リスクであるが、1小国の金融危機が現在の世界経済のファンダメンタルに大きなダメージになるとは考えられず、一過性の
問題と認識していいのではないか。

それよりも、注目すべきは米国の株価(S&P500)が今週、一時、今年1月につけた史上最高値を更新したということである。それというのも、第二四半期の企業決算が前年同期に比べ24%も増加したからである。
現在の先進国の株価で、米国が群を抜いて好調なのは、明らかに経済成長の差と企業業績の差であろう。

現在の投資環境を取り巻く根本的状況として、我々が頭に置いておく必要があるのは、
世界の投資家は
(1)世界の富が急速に拡大しているのに対して、投資の機会が極めて
少ないと思っているということ
(2)さらなる富を生み出す機会がテクノロジーの進化によってもたらされていると考えているということ
であろう。
そして、それを米国がリードしていると考えている。