グローバルマーケットウォッチ 2018年8月19日

米国株の独歩高いつまで続くか 2018年8月19日

今週は中国株の年初来安値更新、トルコリラをはじめとした新興国からの資金流出そしてテスラのイーロンマスク氏の非上場化検討の噂などで、グローバルマーケットのボラティリティーが高まる中、世界的にテクノロジー株が利食いの対象として大きく売られた。
しかし米国株は資金の安全な流入先として、基本的には高値を維持している。週末にはアップル株は史上最高値を更新した。

とはいえ、米国株のみがいつまでも上昇を続けると考えるのも難しい。折しも、米国の大手運用会社、ピムコのレポートに注目した。
「世界経済の景気サイクルが拡大の最終ステージに入ってきたのではないか」というものである。
金利反転、インフレ転換そして貿易摩擦を論拠としており、うなづけるところである。
いますぐ、世界景気がスローダウンするわけではないとしながらも、資金運用は防御的に変更する方が
安全であるとしている。

具体的には、ポートフォリオ調整として
(1)短期の社債を増やしておく。利回りも少しよくなっており、妙味がある。
(2)資金流出が進んだ新興国株式/債券は中長期観点で保有することによるメリットがある。
(3)ポートフォリオの保険としてのゴールドはまだなくなったわけではない。
としている。

個人的には、現金比率を高めにしておいて、クラッシュ時には、長期的観点で米国テクノロジーETFを
買い増したいと思っている。
ただ、最近は世界中、ETF,ミューチャルファンド、ヘッジファンドが増え、投資家心理が変化するのに時間がかかるようになっていることに留意しておく必要があろう。