グローバルマーケットウォッチ 2018年10月28日

今の世界的株安はどう見てもテクニカルな要因 2018年10月28日

10月という歴史的な因縁の月、そして一部米ハイテク株の買われ過ぎ、中国株の急落というテクニカルな要因で、大幅な世界的株安となっている。
平均で高値から10~15%下げ、調整段階から弱気相場に移行しつつある。

足元の企業決算、世界景気は決して悪くない。それなのに、ここまで下げるかという印象である。
市場動向を注視し、専門家のコメントの耳を傾けすぎると、総弱気に転じ、さらに下げるのではないかと思いはじめる。

パニック売りは損という歴史的教訓

過去の経験からすると、2年に一度はこの程度の下落相場は起きている。
この段階から売るのは、遅すぎると思う。特にテクノロジー株の狼狽売りは、戻りの買い戻しが遅れることになろう。
そのままじっとしていれば、結果的に良いパフォーマンスを上げられるであろう。

米国の大手投信会社バンガードの調査によると、2008年のリーマンショックの時でさえ、株式と債券に50%ずつ分散投資を行い、狼狽売りをしなかった投資家は、リーマン前の米国株のピーク時である2007年から今年6月までの間に年率平均7%のリターンをあげている。
市場環境の良し悪しに関係なく投資を継続することの重要性を最もよく表している。

大きなボラティリティーに慣れる必要

リーマンショック後の長期強気相場も10年を超えてきているので、変動幅が大きくなるのは当たり前だと思わなければならない。

放置されてきた金(ゴールド)、売られ過ぎの新興国市場や高利回り債券にそろそろ目を向ける時期に来たのではないかと思っている。