グローバルマーケットウォッチ 2018年12月1日

クリスマスラリーは米中貿易交渉次第 2018年12月1日

来週から12月ということで、投資家は例年のクリスマスラリーに期待しているが, 今週末のG20における米中貿易交渉の行方次第ということで、関心はこの一点に集中している。

どちらかというと、楽観視する向きが多いが、どちらに転んでも、現在の米国の保護貿易主義が世界経済のファンダメンタルに対して悪影響を及ぼしかねない状況下では、マーケットの大きな戻りは現金化のチャンスと捉えた方がいいだろう。

来年はどういう風が吹くか

年末が近づき欧米の金融機関が来年の投資戦略についてレポートを発表する時期がきている。
2カ所ほど目を通したので、かいつまんでまとめてみた。

(1)米国と欧州の金融機関に共通しているのは、株式資産のリターンにあまり期待できないということである。
特に、米国株には慎重姿勢、一方新興国株式にはそろそろ追い風となるとしている。
欧州金融機関は、特に日本株への期待が大きいことが注目される。

(2)債券資産には妙味がなく、現金性資産(現金または短期債券)のウェイトを高めるというのが共通している。

(3)このところ堅調だった米ドルは、来年は転機が来る。代わりにユーロ、円が買われるだろうとしている。

(4)ポートフォリオのヘッジ資産として米国国債、金を勧めている。

例年こういう投資戦略は、見通しをたてた足元の状況に左右されることが多く、全面的にはあてにしてはいけないが、私見としては
新興国株式のオーバーウェイトと米ドル安に共感するところがある。