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月刊マーケットウォッチとは
【2007年 10月号】
投資戦略メモ
■10月以降も不安定な市場動向予想

依然としてサブプライム問題の波及を懸念している投資行動の様相が窺える。(主要マーケット指標参照)

(1)中国、インドなどの新興国株式の好調
   (サブプライム問題の波及があまり考えられないし、高利回りが期待できる投資先)
(2)先進国の大型優良株への資金流入(質を重視)
   欧米の主要株価指数はサブプライム問題発生後の急落をほぼ取り戻して
   今年の高値の95%以上の水準に来ている。
(3)原油、金など商品市場への資金流入(一時的な資金逃避先)
(4)世界的な不動産(REIT)市場からの資金流出(サブプライム問題の波及がまだ続く可能性

年末にかけての今年第四四半期もまだ不透明感は続くと見ておいたほうがいいだろう。
したがって、防御的な運用をお勧めする。

とはいえ、グローバルな投資マネーは利回りを追い続けるだろうから先進国の大型優良株、値下がりしたREITとりわけアジアのREITは安心な投資先といえよう。

ところで金が久しぶりに高騰している。

金の市場高値は確か、1980年の850ドルである。今回の上げ相場で一気にその水準までいくという声は少ないが、当時の850ドルは今の物価で換算すると2000ドルだそうだ。

1オンス=1000ドルはそう遠い話ではないと思うが、定期収入のない金投資はそんなに大きな金額の投資はすべきではないと思う。

先日、香港で開催された英国の新聞社フィナンシャルタイムズ主催の世界の不動産(REIT)セミナーに参加してきたがその報告は次回に回します。


■最悪期脱したモデルポートフォリオ

日米のREITの反発、金、原油の上昇でポートフォリオ時価総額の利回り7%超に戻す。
以前足を引っ張る日本株。

(06/4/3〜07/9/28)の利回り
投資額
(万円)
時価
(万円)
資産比率
株式関連 40% 39.0%
日本株ETF(円建て) 野村日経平均ETF

3000(30%)

-2.21% 2934
米国株ETF(米ドル) SPIDERS 500(5%) +15.09% 575
欧州株ETF(ユーロ) STREET TRACKS MSCI EUROP 500(5%) +33.99% 670
債券/現金性預金関連 30% 29.0%
短期米国国債ETF
(米ドル)
iShares Trust Lehman 1-3 Year Treasury 2000(20%) -0.21% 1996
短期ドイツ国債ETF
(ユーロ)
EB.REXX GOVT GERMANY1.5-2.5 1000(10%) +10.70% 1107
不動産関連 20% 21.8%
J−REIT(円建て) 東証REIT指数 1000(10%) +20.27% 1203
米国REIT(米ドル) iShares Trust Cohen&Streets Realty 500(5%) +8.54% 543
欧州REIT(ユーロ) CS EUROREAL A 500(5%) +17.23% 586
オルターナティブ 10% 10.3%
金ETF(米ドル) LYXOR GOLD BULLION SECURITIES LD 500(5%) +20.46% 602
商品(原油中心)ファンド
(米ドル)
CS Commodity Fund Plus US$ 500(5%) -0.75% 496
合計投資総額 合計時価総額
1億円 +7.12% 10712万円

主要マーケット指標とパフォーマンス
2006年末 07/8/30 07/9/28 1ヶ月前比 年初来比
日経225 17226 16154 16786 +3.9%

-2.6%

日経店頭(JASDAQ) 2125 1875 1861 -0.7% -12.4%
東証REIT指数(配当除) 1985 1995 2061 +3.3% +3.8%
 
香港ハンセン指数 19965 23771 27142 +14.2% +36.0%
上海総合指数 2675 5188 5552 +7.0% +107.5%
インドSENSEX30指数 13787 15122 17291 +14.3% +25.4%
 
NYダウ 12463 13239 13896 +5.0% +11.5%
ナスダック 2415 2565 2702 +5.3% +11.8%
 
英国FT指数 6221 6212 6467 +4.1% +4.0%
独ダックス指数 6597 7542 7862 +4.5% +19.2%
円/ドル 119.05 116.27 115.32 -0.8% -3.1%
円/ユーロ 157.11 158.93 163.35 +2.8% +4.0%
円MRF 0.293% 0.388% 0.415% (9/28現在)
米ドルMMF 4.672%近辺 4.677%近辺 4.536%近辺 (9/28現在)
ユーロMMF 2.836%近辺 3.425%近辺 3.519%近辺 (9/28現在)
日10年国債 1.68% 1.60% 1.68% (注)+0.0%
米10年国債 4.70% 4.55% 4.59% (2年もの利回り:3.98%) +0.8%
独10年国債 3.95% 4.23% 4.33% (2年もの利回り:4.03%) -2.7%
英10年国債 4.74% 5.03% 5.01% -1.8%
原油 61.05 73.36 81.66 +11.31% +33.8%
金価格 638.0 673.9 750.0 +11.29% +17.6%
(注)各国国債の年初来比は価格のみ概算比較、利子分の経過利息は入っていない
(注)指標の数値は当該日付の終値とは限らない 
(注)海外の指標は当該日付の前日もしくは一日後、前月末の数値の場合も有
今回の国際的投資資産レイティングポイントとその考え方
★5段階レイティング評価
 (5:積極的推奨 4:推奨 3:ニュートラル 2:推奨しない 1:投資不適格)
★レイティングには収益だけでなく、投資リスクも考慮した総合評価
★基本的に大きなトレンドの変化のない限り、レイティングを頻繁には変えない
 (じだばたするとかえって取引コストがかさみ、利回りを下げ、またトレンドも読み間違える)
レイティング
<今回の変更点> 
  ・金ETF>コメントの変更
  ・発展途上国株ファンド>名称を新興国ファンドに変更、レイティングを金ETFの上に変更
 
レイティング 金融商品 コメント
5 上場日経225
投信(円)
円投資の日本人には為替リスクもなく、リスクに比べて中長期の期待リターンは高い。
5 ダイヤモンド/米ダウ30種平均上場投信
(米ドル)
円高リスクも含めると米国国債よりも長期的リターンは見合うと思う。
5 米国国債
(米ドル)
信用力と流動性(すぐ現金になる)は抜群。長期のものは金利動向がリスク要因。金利リスクの小さい2〜3年物(長期国債とほとんど利回りが変わらない)の妙味が大きい。金利反転がそう遠くないと思われるので、長期物への変更タイミングが重要。
5 グローバルREIT/上場不動産投信 最近の価格急落で利回りが上昇した。地域分散の効果が他の資産よりも大きい。分散投資の対象として人気が高い。
5 MSCIヨーロッパETF/欧州株式指数上場投信
(ユーロ)
欧州経済が順調な拡大基調に入ってきた。ユーロはまだ高いので、ユーロが安くなった時に購入したい。
5 独国債
(ユーロ)
米国国債の利回りにさらに近づいてきた。
期間の長いものは金利上昇による値下がりリスクあり。
4 米ドルMMF 利回りがユーロMMFより1%以上高い。
いま、待機資金があるならユーロMMFよりよい。
3 ユーロMMF 利回りが大分あがってきた。
3 新興国株ファンド
(インド・中国株など)
常に変動が大きい(リスクが高い)ことを念頭におかねばならない資産。しかし、最近は各国とも経済が安定してきたので、以前よりはリスク低下している。
3 金ETF ようやく大阪と東京に上場された。米ドル安やインフレへのヘッジ商品として少額投資で分散投資効果が期待できる。しかし定期的な収入がないのが難点。
3 円MRF 投資リスクは事実上ない。資金の準備あるいは退避先としてタンス預金(銀行預金)よりはまし。
2 10年もの
日本国債(円)
今後、価格低下のリスクは大きく、利回りの低さから見て、リスクに見合うリターンは期待できない。変動金利付の個人国債はペイオフetcのための安全資産としては良い。
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