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マーケットはあまのじゃく 2020531

 

米国のテクノロジー、医療株が今年2月につけた史上最高値にほぼ回復した。今週は、日本株も緊急事態宣言が解除されたことが好感(?)され、一気に出遅れを取り戻した。(大型株中心に先週末比+7.3%, この1ヶ月+11%)

世界的にもMSCI ALL-Country World Index(世界株指数)も3月の最安値から33%も戻している。

ただ、米シティーバンクによると、ここまでの世界株式の反騰は主に、空売りの手仕舞いによるところが寄与しているのではないかと分析しているのが気になる

株式市場は経済とは違う動きをしている。膨大な過剰流動性の中、富の移転の場と化しているのではないか。いずれ、修正の時が来ることを警戒している

ただ、「マーケットはあまのじゃく」なので、皆が思っていることの逆がよく起こるということもまた事実である。

中長期的には、資産運用の対象として、魅力的なのは株式しかないとは思うが,今はリスク管理が怠れない

シートベルトをしっかり絞めておきたい。

長期的にはテクノロジー、医療株、短期的にはリスク管理 2020524

先進国の株式は、今週もまあまあ順調に戻り歩調を続けた。日本は出遅れているが、しっかりしている。

日本全体が緊急事態宣言が解除されれば、追随するであろう。

特筆されるのは、テクノロジー株式への資金流入である。

米ナスダック指数(テクノロジー株が多い)は史上高値まで5.5%のところまで回復した。

米国では、株式投資に参入する若者が急増し、テクノロジー株を買い漁っていると言われている。

2000年のインターネットバブルを彷彿させ、危うい気もするが、今回は実体がついて来ているので、一概には言えないような気がする。

一方、プロの投資家は、どちらかというと、経験則から2番底の到来をじっと待っているように思われる。

なかなかやって来ないのでそろそろ焦り出しているところではないか。

考えてみれば、先進国政府の財政、金融政策はかつてないほど市場に膨大な資金を投入し続けているし、第1波のコロナ感染はピークを超え、第2波があっても、コントロールはより可能で早いだろうと推察できる。

ただ、実体経済の回復にはどう見ても長くかかることは容易に予測できる。

まだまだ、マーケットが一番嫌う不透明感は拭えない。

「状況を冷静に分析する一方、リスク管理を徹底する」

という姿勢で臨みたい。

具体的には、

1)長期的観点で、テクノロジー、医療関連にウェイトを  

   おいた株式ポジションをある程度キープし

2)現金収入を確保すべく、REITや米ドル高利回り債券

   ファンドを保有する。

戻り歩調が続いている 2020516

今週は、週初こそ、楽観すぎるとして、2日間急落したが、

その後は、週末にかけ、テクノロジー株やヘルスケア、バイオテック株中心に戻り歩調を取り戻している。

高利回り債券の価格もしっかりしている。

(FRBが高利回り債券ファンドの買い入れも開始した)

失業者数、倒産件数の急増、消費の落ち込みなど経済指標はガタガタ、さらに悪化の様相を示している。

コロナ感染も一向に収まるどころか、後進国ではものすごい勢いで感染者が増え、先進国では第2波の動きも見せている。

そうした中で、株式市場のこの強さに、私を含めて、大部分の投資家、専門家が、戸惑っている。

共通した見方としては、今回の先進国各国の大量の資金供給がマーケットに大部分が還流していると見られるという。

こうした対策が続く限りは、この戻りはしばらく続くとみた方がいいだろう。

実体経済とマーケットが解離しているのも不思議ではない。マーケットの動きにはついて行った方がよかろう。

1929年に始まった世界大恐慌の時の景気後退の状況が似ているという分析がある。

失業の急速な深刻化、政府、企業の膨大な債務、大量の資金供給など今回と似ているという。

資金供給はいつまでも続くわけではない。

それが尽きれば、マーケットは支えがなくなるわけだ。

大恐慌時の時のように大きな2番底もありうるという分析である。

そしてその後、深刻なインフレもやってくる。

楽観は禁物である。

 

 

 

乗り遅れの心配もわかるが 2020510

5月に入り、我が国が連休で休みが多かったが、欧米株式、債券市場ともに総じて堅調を維持した。

日経ダウも週末、2万円の大台を回復した。

世界的にコロナパンデミックはピークを超えた感もあり、経済活動再開の動きを見せている。

2番底はもうないかもしれないという専門家の見方が俄かに増えてきた。

株式は先を見据え、上昇に転じたと説明できないではないが、戻りが早すぎる。

個人的には、ウォーレンバフェット氏と同様、マーケットは完全に底を打ったとは俄かに信じにくい。

大部分の個人投資家は、今回の急激な戻りについて行けていないのではないか。

買いのチャンスが戻って来れば、ラッキーというくらいの気持ちで、FOMO(乗り遅れの心配)から高値を追うのではなく、ここはじっくり情勢を見極めたい。

REITは買いの好機

先進国のREITは、一時、株式よりも大きく下げた。(東証REIT指数は高値から49%下げた)

ここに来て、戻ってはいるが、その後横這いである。

分配金利回りは野村東証REIT指数連動不動産投信でも

4.07%と高い。

今後の円資金のイールドハンティング(利回り狩り)の絶好の投資対象になるだろう。

分配金が若干下がることはあろうが、高確定収入という下値抵抗力もある。

NEXT FUNDS REIT INDEX ETF(1343:JP)分配金利回り:4.07%

Vangard REAl Estate Index ETF (VNQ:US).                  4.17%

iShares Global REIT ETF (REET:US)                   5.19%

2番底へ備えよう 202053

4月の世界株式は大きく反発した。とりわけ、米国株(S&

指数)は12.7%上昇し、1987年来の大幅な上昇となった。すでに高値からの下落分の半分を取り戻した。

一方で、失業保険申請数の急増、惨めな決算発表が続いている。第二四半期(4-6月)のGNPは前期比とてつもない

マイナスも予想されている。(マイナス30-40%)

明らかに出来過ぎの感がする。

週末(5月1日)の大幅下げはマーケットがそれを意識し始めたのではないかと思わせる。

(ここ数回の当ブログで警告して来た)

当面、シートベルトを締め直すと同時に、急な戻りで、買い損なった中長期投資案件をよくウォッチすることをお勧めしたい。

米国の調査だが、9回の景気後退期の下落相場(平均35%下げ)、全てが遅くとも3年で元に戻っているという事実も留意する必要がある。

先週、米国で有名なMoneyShow Webinarに参加した

今回はその内容を要約してみたい。

(1)今回のコロナ不況は中小企業中心に極めて厳しい。失

   業が致命的影響を及ぼすだろう。        

   経済の混乱はこれから、回復は来年以降にならざる

   を得ない。 

(2)個人所得税の大幅減税が必要になろう。

(3)インフレは起こるとしても大分、先になろう。

(4)コロナ後の投資については

   医療

   テクノロジー

   バイオテクノロジー

   住宅関連の不動産

   インフラ関連

   ホスピタリティー業

   ゴールド

   米ドル

(5)中国に対する風当たりはかなり強まる

下げ相場は始まったばかり 2020426

世界株式は2月の高値から一気に30~40%下げたが、主要各国の矢継ぎ早の経済対策の発表で、3月23日の安値から25%戻した。

その後、基本的には横ばいの状態が続いているが、中身は

コロナ後も好調を続けそうなテクノロジー関連、医療関連の銘柄に買いが集中しているだけの感じがする。

株価水準と経済の実態(当面の見通しも含めて)とはかけ離れているとしか思えない。

早晩、修正があると思っている。

この弱気相場はどのくらい続くのだろうか。

過去の弱気相場と比較して、多くの専門家が論じているが、どう考えても始まってまだ3ヶ月足らずで、終わるとは思えない。

金(ゴールド)は経済の混乱時には最適資産

 

恐慌であろうが、ハイパーインフレであろうが、コントロールを失った経済では、最も安心な資産となる。

特に、実物資産としてのフィジカルゴールド(ゴールドバーやコインなどの実物ゴールド)は流動性もあるし、交換価値の保全にも最適である。

実際、各国の中央銀行、富裕者はかき集めているようだ。

フィジカルゴールドは不足気味と聞いている。

時価は1オンス=1700米ドル強で近年の最高値で推移しているが、今年中には2011年につけた史上最高値1900ドルを抜き、今年中には2000ドルをつけると予想している。

また、米大手銀行は、来年末には3000ドルに達すると予想を上方修正した。

10年前からの未曾有の金融緩和に続いて、巨額の財政出動が加わり、そのつけが来て、ハイパーインフレともなれば、ゴールドくらいしか我々の資産を守るものがない。

誰もがそう思っているのではないか

どうなるコロナ後のマーケット 2020419

 

マーケットはコロナ感染拡大と先進各国のなりふり構わない景気対策の綱引きで景気対策が優勢という感じに変わって来た。

世界の株式は2週連続で上昇している。

多少ホッとしている投資家も多いだろう。

しかし、データ的にはコロナ感染者、死亡者も収まる様相でもないし、足下および当面の経済的打撃の大きさも想像がつかない。

はっきり言って。このままマーケットが戻って、従来の高値を抜いていくのかは全くわからない。

だが、歴史的にこの種の危機はいずれ収束する。収束するまでは、忍耐強く待つしかない。

今日、明日のマーケットを気にするよりもそろそろコロナ収束後のマーケットがどう変わる可能性があるのか考えたほうが余程実り多いのではないか

コロナ後のマーケット

第一に考える必要があるのは、大幅なインフレが起こるのかどうかである。

リーマンショック後未曾有の金融緩和を続け、今回さらに金融緩和に加え、大幅な財政出動がなされる。

過去対象の歴史と理論的に考えれば、大幅なインフレになる可能性が高いと考えておいたほうがいいのではないか。

高いインフレ率は通貨の価値を大幅に減らすことになる。

投資家はインフレから資産を守る必要がある。

今から、そのための資産をポートフォリオに組み入れることを考えておくべきでしょう。

1iシェアーズ 米国物価連動国債 ETFTIPS)

  インフレ連動国債は市場でインフレ率を考慮した価格  

  で売買されるため、インフレになればなるほど、値上

  がりする。

次週以降、その他のおすすめ資産を紹介します。

底値はまだつけていない? 2020411

世界の株式は戻り歩調が続いている。

2ヶ月前の高値からの暴落の約半分を取り戻したことになる。

また、下げのキツかった欧米の高利回り債券、住宅抵当証券も反騰している。

 疑心暗鬼も感じられるが、安心感も出て来ている。

しかし、このまま、上昇が続くのかといえば、甚だ疑問である。

ある程度の悪い経済指標は予想されているが、想定を超す悪いデータが顕在化すれば、2番底も十分ありうる

特に、当面、注意すべきは本格化する1-3月期の決算発表で大幅な減配や無配の可能性が高いということである。

出遅れへの危機意識( FOMO)も出て来そうだが、焦らないほうがいい。

もう一回、安値で買うチャンスがある可能性のほうが高い。

次のように、過去の何回かの経済危機を振り返ってみると株価は安値から3年も経てば、

大体において元の高値に戻っている。

中長期の投資家にとってみれば、絶好のバーゲンハンティングのチャンスである。

過去の経済危機における株価暴落から3年後

               高値→安値    3年後

                   (安値からの上昇率)

ブラックマンデー( NYダウ)   -34%       45%

ITバブル( NYダウ)      -20%       7%

リーマンショック( NYダウ)  ー44%     117% 

東日本大震災(日経)      -19%    78%

欧州金融危機(独ダックス)   ー21%    80%

長引く景気後退に備えを 202045

 

世界株式はVIX(恐怖)指数が低下し、ボラティリティーも若干落ち着いて来た。

週間では前週に比べて、そう変わらない水準を維持している。(日本だけが下落している)

しかし、予想を超えるわるい経済指標が続々出始め、先が全く見えてこないコロナウイルス問題、さらには

クレジットマーケット(米抵当債券市場)の混乱が広がって来ている。

マーケットは先行き不透明をもっとも嫌う。

先週のマーケットの反騰は、一時的な戻りと捉えておいたほうが正解のようだ。

コロナウイルスによる今回の景気後退(さらには恐慌)は想定よりも長引くと覚悟しておいたほうがよさそうだ

安いからと言って、うかつにリスク資産を買いに出るのはやめてたほうがいい。

(個人的には、少し買ってしまったが)

評論家やマスコミに耳を傾けるのではなく、データ(中国のデータは信じないほうがいいが)

の推移をよく見て、判断すべきだ。

参考に、経済恐慌を経験した人のアドバイスを書いておきたい。

(1)リスク資産の評価損は塩漬けにして、手持ち現金で忍

  耐する。

(2)銀行は分散したほうが安心。

(3)あまり利己的になりすぎず、できる範囲で他人を助け

  る。

(4)未曾有の通貨増発後のインフレに備える。

(5)何んでも極端に安くなる。バーゲンハンティングも考

  える。

(6)動揺しているときは何もしないで、静観するほうが

  結果的にいい。

弱気相場の中間反騰では 2020329

今週は、株式が世界的に予想外に大きく戻した。

各国のなり振りかまわない財政、金融、社会的な対策を好感してのことだろう。

専門家の多くは、一応そこは打ったのではないか。一気には戻らないが、

下値を切り上げていくと予測している。

しかし、個人的には、コロナウィルスの深刻さの程度がわからない以上、

予断はしないほうがいいと思う。

金価格が再び、高騰を始め、特に1KGのような手軽なゴールドバーが品薄で

業者が困っているという状況に違和感を感じている。

リスク資産価格が元に戻るには、時間がかかるつもりで、

なるべく、外出はせず、節約に努め、先週、述べた4つのことを

粛々と実行することをお薦めする。