グローバルマーケットウォッチ 2019年4月14日
注目の米第1四半期企業決算の様相次第 2019年4月14日
今週は、週末の主要銀行に始まる米第1四半期決算待ちで、投資家はほとんど動かなかったといえよう。
ブレグジット、米中貿易交渉などはサイドショーとしてみながら、先週も書いた通りもっぱら米第1四半期決算が関心の中心であった。
その証拠に、金曜日のJPモルガン、ウェルスファーゴ銀の予想を上回る決算に米国をはじめ世界のマーケットは好反応を示した。
世界中の資金を惹きつける米国株式市場は、昨年9月の史上最高値にあと一歩のところに来ているだけに、慎重な姿勢は崩せない。
現在値
米ダウ平均:26,412 (26,828)
米S&P500 : 2,907(2,931)
米ナスダック:7,984(8,110)
日経ダウ:21,871(24,271)
独ダックス:12,000(13,560)
(カッコ内は昨年の史上最高値、日経のみ昨年の高値)
投資家心理は売る理由があれば、すぐ出口に殺到する状況にあるとも言えるが、今のところ、ブレグジット、米中問題、景気後退という主要な懸念に決め手がないので、売りも買いも大きく動きたくない。
米国の第1四半期企業決算が直近の予想で昨年同期比減益ではないかと言われているで、その進展を見極めたいという心理が強い。
とりわけ、テクノロジー関連企業の決算を注目しており、それほど悪い見方は出ていない。
引き続き米テクノロジー株(第4次産業革命)中心のグローバル株式とグローバルREIT(金融緩和基調の持続)にポイントを置いたポートフィリオを維持することが賢明であろう。
そして
マーケットクラッシュに備えて以下のTIPSを絶えず念頭におくことを勧める。