グローバルマーケットウォッチ 2019年6月16日
警戒しながらもやや楽観視 2019年6月16日
今週のマーケットはほとんど動きなし、というよりも動けなかったというのが実情であろう。
実際、ボラティリティーが小さく、取引量も閑散であった。(マーケットデータ参照ー世界の市場は先週末とほとんど変わらず)
というのも、来週、水曜の米FOMC(公開市場委員会)で本当に米国の利下げあるのかという憶測が出ているからである。
たしかに、米国のファンダメンタルデータは次第に悪いものが増えてきてはいる。しかし、引き続き良好なものも多い。
金利引き上げを止めるだけでなく、引き下げとなれば、そこまで経済が悪いのかということにもなり、マーケットや世界各国の金融政策や為替に多大な影響を及ぼしていくことになるので、まずは結果が出てから動けばいいと考えているはずである。
この間、、香港の大規模デモや中米とイランの緊張の高まりなどの地政学的なリスクが起きており、マーケットも一応気にはしているが、ほとんど影響はない。
プロの投資家は、国債、ゴールド、円などに資金をむけてリスク回避をはかっているようだが、個人は現金ポジションをキープの姿勢が最善だろう。
個人がゴールドを買うなら、長期的視点の資産保全やインフレ対策目的で安値を拾うべきであろう。
引き続き、株式の高配当と値上がり、REITの3ヶ月毎の高分配金を享受する方針でいいと思います。
今週末はゆっくり、くつろいでください。