グローバルマーケットウォッチ 2019年10月6日
強まる景気後退色に過剰反応 2019年10月6日
順調と思われてきた米国の景気にいよいよ、後退の指標が如実に出始めたことで、史上最高値目前で足踏みをしていた米株価がいっきに崩れかけた。
製造業の数字悪化は、現在の米経済のわずかしか反映してないので、全体に広がるかどうかは分らない。どちらかというと、なかなか高値を抜けない状況にしびれをきらした投資家が、悪いニュースをきっかけにとりあえず売ったというのが現実ではないか。
週末には、注目の米雇用統計が比較的堅調だったので、安心感から、米株価は勢い良く反騰している。
インフレがこれだけ沈静化しているので、各国政府の財政・金融面からの景気下支えは今後も続けられるであろう。
まだまだ、株式投資への強気は続けていいと考えている。
来週から第三四半期の決算発表がはじまるので、関心はそちらに移っていく。一喜一憂の様子見が続くとみておいたほうがいい。
中長期的には、株式、REIT, 金といった資産クラスの循環物色がつづくであろう。