グローバルマーケットウォッチ 2019年12月22日

慎重なリスクオン 20191222

米国株は、連日最高値更新だが、テンポは少しずつという印象。世界的にも、米国株にキャッチアップする国も増えている。特に、注目されているのは新興国株である。

昨年(2018年)まで、3年間、通貨も株価も停滞していただけに割安感がかなりある。

2020年は米中の貿易摩擦が緩和すると期待される中で、

もっとも注目される株式資産と目されている。

しかし、今マーケット関係者がもっとも気にしているのは、来年初めにかけて、キャッシュポジションを高めに維持してきた機関投資家や個人投資家が、FOMO(Fear of Missing Out 乗り遅れたくないという心理)から、買いを急ぎ始めることである。これによって、マーケットが急上昇(Melt Up)し、その反転リスクが大きくなることである。

今は、まだ、米中問題、ブレグジットなどの主要なグローバルリスクも完全に解消したわけでもないので、慎重なリスクオンという状態で、逆に安心して見ていられる。

今年は、企業収益の伸びがほとんどなく、そういう意味では株式資産のファンダメンタルが脆弱にもかかわらず、株式は他の資産との比較で、消去法的に買われてきた。

来年、世界景気が改善し、企業収益の伸びが回復してくればいいが、その前に、株式資産のMelt Upが起きたら怖い。

当面、投資家の行動を注意深く観察する必要があろう。