グローバルマーケットウォッチ 2020年1月5日
また驚かされた年初のマーケット 2020年1月5日
年の初めは、いつも驚かされることが多いが、今年もそうなった。
米国がイランの国民的英雄の将軍を暗殺した。
このニュースが伝わるや、世界の株価は急落した。
しかし、かねてから、投資家は2020のマーケットはどこかで調整するのではないかと防御的投資行動をとっていたので、さほど大きな反応ではないように思う。
このような地政学リスクへのマーケットの反応はそう長続きするものではない。長くても1ヶ月もすれば落ち着く。
個人投資家は静観していれば良い。
それよりも、先週、お約束したように、2020年代10年間の長期的な投資計画を考えて、それに沿って、マーケット動向に動かされず、たまにリバランスする程度で、ポートフォリオを維持することの方が大事であろう。
私が今の時点で、今後10年の投資計画で考慮しようと思っていることは、
(1)大半の金融資産のリターンが あまり期待で
きないので、株式資産のウェイトを高めに維持
する。(プライベートエクイティーと新興国株
を含める)
一方、ポートフォリオ防御のため現金資産の
ウェイトも高めに維持する
(2)第4次産業革命(デジタル革命)のさらなる進
展を株式投資の中核とする。
(5G、ビッグデータ、AI、自動化、ヘルスケ
アーなど)
(3)金融政策の限界と財政政策の拡大による影響
特にインフレ再燃への投資行動を準備してお
く
(4)環境問題への世界的な取り組み強化に合わせ
たサステナブル投資の拡充