グローバルマーケットウォッチ 2020年4月5日
長引く景気後退に備えを 2020年4月5日
世界株式はVIX(恐怖)指数が低下し、ボラティリティーも若干落ち着いて来た。
週間では前週に比べて、そう変わらない水準を維持している。(日本だけが下落している)
しかし、予想を超えるわるい経済指標が続々出始め、先が全く見えてこないコロナウイルス問題、さらには
クレジットマーケット(米抵当債券市場)の混乱が広がって来ている。
マーケットは先行き不透明をもっとも嫌う。
先週のマーケットの反騰は、一時的な戻りと捉えておいたほうが正解のようだ。
コロナウイルスによる今回の景気後退(さらには恐慌)は想定よりも長引くと覚悟しておいたほうがよさそうだ
安いからと言って、うかつにリスク資産を買いに出るのはやめてたほうがいい。
(個人的には、少し買ってしまったが)
評論家やマスコミに耳を傾けるのではなく、データ(中国のデータは信じないほうがいいが)
の推移をよく見て、判断すべきだ。
参考に、経済恐慌を経験した人のアドバイスを書いておきたい。
(1)リスク資産の評価損は塩漬けにして、手持ち現金で忍
耐する。
(2)銀行は分散したほうが安心。
(3)あまり利己的になりすぎず、できる範囲で他人を助け
る。
(4)未曾有の通貨増発後のインフレに備える。
(5)何んでも極端に安くなる。バーゲンハンティングも考
える。
(6)動揺しているときは何もしないで、静観するほうが
結果的にいい。