グローバルマーケットウォッチ 2020年8月9日

利食いが入りやすい投資家心理 202089

実体経済と金融資産価値の乖離が大きくなればなるほど、次のクラッシュのマグマが溜まっていく。

経済成長のテンポが低下する中、過去10年以上の間の過剰な流動性の供給で金融資産価値の膨張が続き、特に今年に入ってからはコロナの影響で、その乖離が顕著である。

米国の金融資産の価値は今や米GNPの6.2倍に相当する。

金価格の急上昇、株価のボラティリティーの上昇、高利回り債券の価格変動、低下を続ける金利は明らかに経済の回復に対する投資家の自信がなくなりつつあることを示している。

早期に、経済回復の兆候が出てこないとマーケットは崩れる。

株式投資にリスクがないような雰囲気になっている。

こんな時は、先へ行けば行くほど、崩れる幅は大きくなろう。

1929年以来の大恐慌になると心配する有力な専門家もいる。

新興国株や日本株などは米国株ほどではないにしても、米国株の影響は避けきれないだろう。

今しばらくは、現金比率をしっかり高めるのが賢明であろう。現金を増やすのはもったいないという人は多いが、慌てないための安心料と思うべきではないか。